「技術」は3つに分かれます
設計・製造・使用の違い
輸出管理でいう「技術」は、設計・製造・使用の3つに分かれます。この分類が分かると、据付や修理などのアフターサービスが技術提供にあたる理由も見えてきます。
案件が来たときに見る順番まで、約3分で整理します。
この動画で学べること
- 技術を設計・製造・使用の3つに分ける考え方(試作は設計、点検・修理は使用)
- 据付・操作指導・点検・修理も、貨物を出したあとの技術提供にあたること
- 「何の技術か」と「どう渡すか(技術データか技術支援か)」の2つの軸
- はみ出し技術=「規制に当たらない貨物の技術でも、規制されることがあるもの」
- 係る技術と必要な技術の違い(必要な技術のほうが範囲は狭い)
ナレーションの全文を読む
安全保障貿易管理、基礎コース。第七回、「技術」は三つに分かれます。
このレッスンのゴールは三つ。技術を設計・製造・使用の三つに分類できること。据付・操作指導・点検・修理も技術提供にあたると説明できること。かかる技術と必要な技術の違いを説明できることです。
技術は、設計・製造・使用の三つに分類されます。この分類が分かると、判断で迷わなくなります。
試作は製造ではなく設計に入ります。検査・試験・品質保証は製造。そして据付・保守・修理・オーバーホールは使用です。
機械を輸出したあと、現地で据付する、操作を教える、点検に行く、修理する。どれも技術提供です。貨物を出したあとに、何度も技術提供が発生します。
技術は、何の技術か、設計・製造・使用と、どう渡すか、技術データか技術支援か、この二つの軸で見ます。
原則、規制対象の貨物に関連する技術が規制対象です。ただし、非該当の貨物の製造技術でも、規制されることがあります。これをはみ出し技術と呼びます。
かかる技術は、貨物に直接関係する技術。必要な技術は、規制の性能レベルに到達するために必要な技術。必要な技術のほうが、範囲は狭く限定されています。
案件が来たら、設計・製造・使用のどれか、技術データか技術支援か、対応する貨物は該当するか、はみ出し技術に当たらないか、この順に見ていきます。
まとめます。一つ、技術は設計・製造・使用の三つに分類されます。
二つ、据付・操作指導・点検・修理も、貨物を出した後の技術提供にあたります。
三つ、かかる技術と必要な技術は違い、必要な技術のほうが範囲は狭く限定されます。
次回は、経済産業省は「OKかNG」を教えてくれません。該非判定は誰がやるのか、です。
改正を見落とさないために
経済産業省とCISTECの新着情報を、月2回・無料でメールにお届けします。
無料で登録するこの動画は、安全保障貿易管理の一般的な考え方の解説です。個別の製品や取引についての該非判定ではありません。個別の案件は、経済産業省 安全保障貿易審査課に確認してください。最終的な判断は、輸出する自社で行います。 制度は改正されるため、実務では必ず経済産業省などの最新の一次情報をご確認ください。安貿ナビは民間の学習サービスで、官公庁・団体の公式チャンネルではありません。
