デュアルユースとは何か
ふつうの製品が規制される理由
輸出管理で規制されるのは、武器だけではありません。数としては「性能の高いふつうの製品」のほうが多く、これをデュアルユースと呼びます。
なぜふつうの製品が対象になるのか、制度の目的は何かを、約2分で見ていきます。
この動画で学べること
- デュアルユース=「軍事にも民生にも使える、性能の高いふつうの製品」
- 規制の対象が「武器」と「デュアルユース」の2種類であること
- モノは同じでも、使う人と目的で扱いが変わる理由
- トラックや農薬散布用ドローンのような身近な製品が、懸念品目の例に入っている理由
- この制度の目的が「止めること」ではなく「見極めること」であること
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安全保障貿易管理、基礎コース。第三回、「デュアルユース」とは何か。
このレッスンのゴールは三つ。規制対象が、武器とデュアルユースの二種類だと説明できること。同じ製品でも、使う人と目的で扱いが変わる理由を説明できること。この制度の目的が、止めることではなく見極めることだと説明できることです。
規制対象は、武器・兵器だけではありません。兵器の開発などにも使える、性能の高いふつうの製品が加わります。この二つ目が圧倒的に多く、デュアルユースと呼ばれます。
工作機械は自動車の製造にも、ウラン濃縮用の遠心分離機の製造にも使えます。シアン化ナトリウムは金属メッキにも、化学兵器の原材料にも。モノは同じで、変わるのは使う人と目的だけです。
経済産業省は懸念品目の例を、四十一品目公表しています。その中には、大型トラックやクレーン車、凍結乾燥機まで入っています。ミサイルは、運ばないと使えないからです。
農薬散布用ドローンと、その噴霧器も対象です。農業の道具が、そのまま生物・化学剤を撒く道具になりうる。用途は同じで、中身だけが違います。ただし趣味の模型航空機は除外されています。
工作機械のすべてが規制されるわけではありません。規制されるのは、一定の性能を超えたものだけ。この制度の目的は、止めることではなく、見極めることです。
まとめます。一つ、規制対象は二種類。武器・兵器そのものと、性能の高いふつうの製品、デュアルユースです。
二つ、モノはまったく同じで、変わるのは使う人と目的だけです。
三つ、規制されるのは一定の性能を超えたものだけ。目的は、止めることではなく見極めることです。
次回は、「うちは輸出していないから関係ない」と思っている方への、五つの落とし穴です。
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無料で登録するこの動画は、安全保障貿易管理の一般的な考え方の解説です。個別の製品や取引についての該非判定ではありません。個別の案件は、経済産業省 安全保障貿易審査課に確認してください。最終的な判断は、輸出する自社で行います。 制度は改正されるため、実務では必ず経済産業省などの最新の一次情報をご確認ください。安貿ナビは民間の学習サービスで、官公庁・団体の公式チャンネルではありません。
